質問と回答 [1]

sudo に関する質問と回答

Q.
visudo ってぶっちゃけ何やってるんですか?
A.
/etc/sudoers というファイルを、 vi というエディタで編集しています。 このファイルは、sudo というコマンドを実行できるユーザやグループを設定するものです。 visudo を使わず、直接ファイルを編集して、 正しくない文法のまま保存すると、 sudo コマンドが使えなくなってしまうので注意してください。 visudo を使うと、 保存する際に文法をチェックしてくれます。
Q.
sudo って何するコマンドですか?
A.
sudo を使うと、 管理者権限でコマンドを実行できます。 例えば、/var/log/messages というシステムログファイルは管理者でないと読めませんが、 (/etc/sudoers で設定された) sudo を実行できるユーザならば、
sudo less /var/log/messages
と先頭に sudo をつければ読むことができます。 一時的に管理者になれるコマンドと覚えておいてさしつかえありません。
Q.
自分が sudo が使えるかどうかはどうやって調べれば?
A.
sudo -l
で調べられます。また今回は、/etc/sudoers には、 wheel というグループに実行を許すような設定を書いたので、 自分が wheel グループに入っているかを調べてもわかります。
id
と打って、出た結果の中に 10(wheel) のような表示が見えれば、 あなたは wheel グループに属しています。
Q.
何回も sudo を前につけてコマンド打つのがめんどくさいんですけど
A.
su -
と打って(su の後に - を忘れずに)、root のパスワードを入れれば、 root になって作業することができます。 他にも、管理者権限が必要なコマンドを続けて何度も実行したい場合は、
sudo sh -c "command1 ; command2 ; command3"
というようにやる方法もあります。 " "の中に実行したいコマンドを ; で区切って書きます。

ifup に関する質問と回答

Q.
ifup wlan0 とすると command not found と言われます
A.
通常のコマンドは /bin や /usr/bin に置かれていますが、 ifup はシステムに関係する性格のコマンドで、 /sbin という場所に入っています。 他にも /usr/sbin が同じ性格の場所です。 通常ユーザはここに置かれているコマンドはそのままでは使えません。
/sbin/ifup wlan0
のようにパスを全て指定して実行してください。
Q.
でもいちいち /sbin/ifup wlan0 と打つのがめんどくさいです
A.
いくつか方法があります。
Q.
というか起動時に勝手に無線につないでくれないの?
A.
それは設定できます。 /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-wlan0 の
ONBOOT=no
という行を
ONBOOT=yes
に変更してください。 ただし、起動時に無線につなごうとするときに、 アクセスポイントがうまく見つからない場合、 そこでかなり (time out するまで) 待たされることは承知しておいてください。
Q.
無線じゃなくて有線で使いたいんですけど?
A.
通常のケースでは、
ifup eth0
と打てば使えるようになると思います。 一般ユーザの場合は頭に sudo を忘れずに。
Q.
その eth0 とか wlan0 とかって何?
A.
ネットワークインターフェイスの名前です。 wlan は wireless lan、eth は ethernet の略です。 数字は番号づけで、例えば eth1 がある場合もあります。
Q.
接続するのが ifup なら、切断するのは?
A.
ifdown です。
ifdown wlan0
などとしてください。ちなみに if は interface の略です。

useradd に関する質問と回答

Q.
ユーザを作るのが useradd なら、消すのは?
A.
userdel です。
userdel -r okayama
と打つと、okayama というユーザを跡形もなく消すことができます。

その他

Q.
root でログインするとターミナルが自動で出るのに、一般ユーザだと出ません
A.
root でターミナルが出るのは、 ~/.gnome2/session という場所に前回の状態が保存されているからです。 自分のアカウントでも自動でターミナルを出して欲しい場合は、 ターミナルを出した状態のまま、左上のメニューから
アクション→ログアウト
と進み、 「現在の設定を保存する」にチェックを入れた後にログアウトしてください。 次回からログイン時にターミナルが起動するはずです。 この設定を初期化したい場合は、
rm ~/.gnome2/session
としてこのファイルを消せば OK です。

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